布施美穂×中森千春クラシックデュオコンサート
おかげさまで無事終演しました。
ご来場のお客様、また方々でご協力いただきました皆様、本当にありがとうございました。
当日は、未明に降った雨の影響もあり少し肌寒くなるのが心配でしたが、皆さん最後までお楽しみいただけたみたいでよかったです。
布施さんと私と、それぞれ演奏したい曲を持ち寄って曲順を検討して、一部差し換えて、...と試行錯誤しながら、プログラムが正式に決まったのは公演日の5日前?くらい。
ここ最近関わったコンサートでは珍しく?できたてほやほやのプログラムでの開催でした。(直前まで差し替えや変更を検討できる、という点では、のんびり準備させていただきました)
特に布施さんの新作(初演)「じょんがらトッカータ」は、演奏予定曲としてタイトルをうかがったときから楽しみにしていた一曲なのですが、午前のリハと午後の本番と、二度も聴けたのは役得。とても贅沢な体験でした。
演奏後の拍手が、曲の素晴らしさと面白さを物語っていたと思います。(また聴きたい!)
私はというと、前半は澁木さんのピアノで歌いたい曲、後半はこの会場で歌いたい曲、というざっくりした趣旨で選曲。
実のところ、プログラムから外そうかと前日になって悩むほど苦労した曲があったのですが、思いのほか評判がよかったので、ほっと胸を撫で下ろしてます。
はじめて演奏する曲は、声に合わないかな、とか、身の丈に合わないかな、とか、いろいろネガティブな方向に考えこむ癖があるのですが、そうして悩みこんだ先に「なんだかよさげな感触」に出会えると、自分自身がちょっと救われる気がします。
お客様からいただいた感想を参考に、今後のレパートリーに格上げできるように、じっくりコトコト温めていきたいと思います。
少し話がそれますが...
「声に合っているね」「いい曲だね」というご感想はもちろん嬉しいのですが、最近は「会場に合っているね」も嬉しいです。手放しで喜んじゃいます。
というのも、「私×共演者×会場」をイメージした選曲を考えているから。
この曲を演奏するならあのピアニストと。
この曲を演奏するならあの会場で。
このピアニストと演奏したい。
この会場で演奏したい。
こんなコンセプトでコンサートを企画したい。
いろいろ想像しながら、妄想しながら、その時その時の演奏に向き合っています。
その一端を感じとっていただけたなら、伝わったなら、とても嬉しいのです。
「私×共演者×会場」を踏まえつつ、今後も新しいレパートリーを広げていけたらと考えています。
終演後に、様々なご感想ご意見をいただきました。
また今後の活動や企画の参考にさせていただきます。
ありがとうございました。
会場は、客席を自由にレイアウトできるホール。
西洋建築風の柱が印象的な建物ですが、実は椅子の並べ方に苦労します。
どの席からもピアノや出演者が見えるように、見切れないように、最大キャパを増やせるように試行錯誤しながらの準備でした。
いつも調律をお願いしているWさん。
リハ中にピアノの不具合が見つかったのですが(古いピアノなのでいろいろあります)、ものの数分で原因を見つけて早業で直してくださいました。
本当に、感謝感謝感謝です。
プログラム(一部)
・シューマン「献呈」
・グリーグ「君を愛す」
・R.シュトラウス「万霊節」
・アーン「ティンダリス」「クロリスに」
・髙田三郎「街頭の果物屋」「市の花屋」
・ラフマニノフ「ヴォカリーズ」
・山田耕筰「赤とんぼ」
chiharu-rosina.hatenadiary.com
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