あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。
2019年は、対外的な音楽活動(演奏活動)をはじめて10年を迎えた年。俗にいう「デビュー10周年」の年でした。←無理やりカッコよく言うとね(笑)
これまでの音楽経験を振り返りながら、今後「中森千春」としてどう生きていくのか、どんな声・どんな歌を紡ぎだしていくのか、俯瞰して考えることが多い一年でした。
特に3月のリサイタルをはじめ、自主企画のコンサートや講座では、これまでの「私」を見つめ直し、これからの「私」をどう作っていくかを考えるきっかけになりました。
「自主的他業種交流」として、趣味分野でも積極的にコミュニケーションをとるようにもなりました。映画館や古書店で出会った方とお喋りしたり、私自身も地域イベントの古本市に出店したりして、新しい出会いが生まれました。
「人が何を感じ何を考えるのか」が気になり、エッセイ本を読む機会が増えました。
エッセイは、「人となり」が文体と内容からダイレクトに伝わってしまうので、怖くもあり面白くもあります。「人は、自分より年下のエッセイは読まない」という説を知ったのも、ある人のエッセイからです。なるべくいろんな人のエッセイを読もうと思っても、気づくと年上の方ばかりのような気がして、ちょっぴり悔しくもなりました(笑)
さて、2020年はどんな一年にしようか。
今年は、私の大好きなベートーヴェンの生誕250周年にあたる年です。
美しい旋律に出会ったのも、美しい和声に出会ったのも、私の「美しい音」の原点はベートーヴェンの作品にあります。器楽でも声楽でも。
その原点を振り返りながら、一つ一つの音楽、歌、声に、誠実にひたむきに関わって向き合っていきたいと思います。
身体を磨いて、耳を磨いて、感性を磨いて。
誠実に、ひたむきに。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
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