「自分磨き」という言葉について調べていたところ、面白い記事を見つけました。
「20代は自信をつけるために外見を磨き、40代以上は内面を磨く」のだそうです。なるほど~
自分磨き
読み方:じぶんみがき
主に異性に良く見られたいなどの目的で、自分の魅力を高める努力をすることを意味する語。具体的には、ダイエットや習い事に精を出すことを指すことが多い。ほぼ専ら、女性の行動を指して用いられる。(実用日本語表現辞典)
確かに、女性向けのページが多い。
ちなみに男性は何と言うのでしょうか...スキルアップ?ブラッシュアップ?
まあ、性別で使い分けなくてもいいような気もしますけど(笑)
「自分磨き」の目的の上位2つは、「自信をつけるため」「人として成長するため」なのだそうです。ほうほう。
3月4月に行った抒情歌講座には、コーラス経験者も未経験者も、いろんな方に参加していただきました。
中には、「わたし、声が出ないんです。うまく歌えないんです。大丈夫ですか?」と言いながらおそるおそる入室する方もいらっしゃいました。
そういう方には、「お喋りできれば大丈夫ですよ」と伝えています。
また、声楽レッスンの生徒さん(大人の方)には「わたし、いつまでもヘタでごめんなさい」といつも恐縮する方がいらっしゃいます。
もしかしたら、「声楽やコーラスは上手に歌える人がするもの」という漠然とした神々しい(笑)イメージがあるのかもしれません。
確かに、練習を積み重ねることで歌唱力はアップするし、合唱団の“アンサンブル力”もアップします。でも、はじめからできる人なんていませんよね。そもそも「自分はウマイ」と思っている人はレッスン受けないと思います(笑)
私は、そんな「歌がヘタだから...」「声が出ないから...」というネガティブ思考を少しでもなくしてあげられたら、考え方をガラリと変えてあげられたら、という思いを持ちながら、大人の方向けに抒情歌講座や声楽レッスンを開いています。
声に自信があるかないか、それだけで性格や立ち居振る舞いが変わってきます。
講座やレッスンでの「楽しい」「面白い」「○○ができるようになった」というポジティブな体験を通じて、それがその人の「自信」の一片になるのなら、指導者としてこんなに幸せなことはありません。講座やレッスンを通じて、歌うことや自分の声そのものを好きになってもらえたら嬉しいです。
歌うことは、その人の「個性」を司る声を使うこと。指導者が気を付けなければ、個性へのダメ出しをしてしまう恐れがあります。それが、おそらく「ネガティブ思考」に繋がってしまうのでしょう。
受講者、生徒さんの声そのものを大切にしながら、歌うことを通して「自分磨き」のお手伝いをしよう、と改めて感じました。