メゾソプラノ中森千春~うた日記~

ドイツ音楽と日本抒情歌が大好きな中森千春のつれづれ日記♪

久しぶりのコンサート

先日、柏崎市の小学校にお招きいただきまして、久しぶりにステージに立つことができました。

童謡やアニメソングから、ピアノ独奏を含めたクラシック曲まで、約1時間のプログラム。演奏者はステージの上で、そして客席との距離をいつも以上に確保しながらの会場設営でした。

PTA主催の親子向けコンサートで、時節柄非公開のイベントしたが、平日夜にも関わらずたくさんのお客様がいらしてて嬉しかったです。

 

こちらの学校の校長先生は、子どもの頃に所属していたジュニアコーラスでお世話になっていた先生。今回のコンサートは、私がいつも共演しているピアニストさんからのご縁でいただいたご依頼でしたが、人と人の不思議なつながりを感じてしまいます。

こういうとき、私はつい「世間は狭いですね。悪いことはできませんね(笑)」と言ってしまうのですが、共演のピアニストさんは「ご縁ですね」と私の言葉を包み込んで隠してくれます。言葉のチョイス...人格が出ます(汗)

 

新型感染症の対策により、人が集まるイベントはあちこちで中止または延期することが当たり前のようになってしまいました。

秋口からは、私が住む地域を含め、だんだんと音楽イベントが再開されています。それでも、地域や会場によっては歌唱を伴う演奏を自粛しているところもあると思います。

そんな中、この時期に歌唱演奏がメインとなるコンサートは、器楽演奏以上にさまざまな検討がなされたことと思います。大きな変更もなく当日を迎えられてほっとしましたが、これまで準備を進めてくださった学校関係者の皆さんのことを想うと、本当にありがたい限りです。

小学校の先生方をはじめ、PTA役員の皆様にも本当によくしていただいて、最初から最後まで楽しい時間を過ごすことができました。

ありがとうございました。

 

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実はこのコンサートの少し前、下見を兼ねて小学校に伺いました。

ちょうど下校時刻と被っていたため、ランドセルを背負って帰って行く子どもたちとたくさんすれ違いました。

「こんにちは」「さようなら」

知らないはずの(この人だあれ?状態ですヨ)私に向かって、にこやかに挨拶してくれたのがとても嬉しかったです。

すてきな学校だな、と思い、コンサート当日を迎えるのがなおさら楽しみになったのでした。