久しぶりのコンサート出演でした。
共演者とも客席とも距離をとって、できる限りの感染対策をして。
風通しのいい会場だったので少し肌寒く感じる方がいらっしゃったかもしれませんが、それでも好天に恵まれたのは幸いでした。
事前リハでは、企画者の佐藤さんがメジャー片手に客席レイアウトを考えてくださいました。
出演者から客席最前列までの距離、椅子の配置、受付ブースの位置、お客様の導線、等。
以前(感染症が流行する前)演奏したときとは違う景色でしたが、それでも楽しそうに聴いてくださるお客様を前にすると、自然と演奏に熱がこもりました。
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メゾソプラノ&バリトンという珍しい重唱が聴きどころのプログラムですが、ふだんなかなか聴く機会のない合唱由来の独唱も好評でした。
ご来場くださった知り合いからは、重唱がよかった、編曲の選び方がよかった、等、プログラムの趣旨を踏まえての感想を多くいただきました。
個人的には、のんびりあたためてきたリスト「愛の夢」や武満徹「小さな空」もお披露目できてよかったです。
(同じプログラムの新潟公演を控えているので、詳細は後日)
上越公演にご来場くださいました皆様、ありがとうございました。
新潟公演は直行直帰の予定なので、いろいろ体力勝負なところがありますが、あと数日間調整していきます。
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余談ですが、出演者と客席の距離は最低でも5mを確保する、という演奏会向けのガイドライン。
その距離感に慣れようと、いつもの自宅練習では、レッスン室にある大鏡から2.5m離れて歌うことにしています。
鏡の中の私がいちばん近い客席。
ということは、もっと離れたところにお客様が座ってるんだな。
そうやって具体的にイメージすることで、本番も気張らず平常心で演奏できるようになりました。
近い将来、「うわぁ、客席、近い...」と感じる(つまりもとの暮らしに戻る)日が早く来ますように。