メゾソプラノ中森千春~うた日記~

ドイツ音楽と日本抒情歌が大好きな中森千春のつれづれ日記♪

我が家のピアノ

我が家のアップライトピアノは大学受験シーズンに買い換えたもので、かれこれ12年くらい前から弾いている楽器です。

これを買った当時、私は自宅から新潟市内の高校に通っていたので、部活を終えて電車に揺られ、帰宅するのは21時半くらいでした。
それから夕飯をかきこんで、毎週のレッスンに備えた練習をしていました。

ある年(・・・高校3年の秋かな)、実家にいらした調律師さんが驚いていました。
ちょっとこちらへ、と招かれて天板の中をのぞき込むと、そこにはボロボロに破れたフェルト布がだらーんと垂れ下がっていました。
アップライトピアノの真ん中のペダルを踏むとハンマーの前に下りてくる、あのフェルト布です。
それが一年間で、まったく役目を果たせないほどに朽ちていたのです。
いや~、あの惨状(笑)はすごかったです。忘れられません。
そりゃ、フェルト布が下りた状態で(弱音ペダルを踏んだままで)毎日数時間弾きこんでいれば、まあそうなりますよね。(いや、ならないか。なるのか?)

後日、新しいフェルト布に取り換えてもらいましたが、ちょうど進学を控えた時期だったこともあり、進学先(引越し先の部屋)で弾けるピアノ(サイレント機能付きのピアノ)に買い換えようか、という話が出たのはこの頃でした。
フェルトを取り換えてまで弾いていたピアノ、今頃どこかのお家で使われているのかな。
それともまたどこかで眠っているのかな。

で、買い換えたピアノを使うこと約12年。
天板にかぶせているカバーは、たぶん25年くらい使っているんじゃないかなー。
ということで、ふいに新調したくなってピアノカバーをネット注文したのが二週間前。
サイズオーダーができるということで楽しみに待っていたところ、先ほどメーカーからメールが届きました。
なんと、先方の都合でオーダーキャンセルなんだそうです。
在庫切れの表示なんてなかったし、サイト上では在庫切れなどの表示はない...うーん、よく分かりません。

最近、何か悪いことしでかしたかな(笑)