以前、店頭かSNSかなにかで(覚えてない...)見つけて気になっていた本。
「ハリネズミの願い」トーン・テレヘン(永山さき:訳)/新潮社
いつも独りで過ごしているハリネズミが友達を家に招待しようとするものの、 「もしも○○が本当に訪ねてきたら...」と想像を膨らませることで不安になってしまう、というお話。
クマが来たら、ヒキガエルが来たら、...と、何かしらの動物が章ごとに登場します。
以下、「つぶやき」程度の感想(考え?)を少しだけ書きます。
それすらイヤな方は、ここでUターンした方がいいかもしれません(笑)
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孤独には慣れているつもりが、実は本当の「孤独」は怖くて嫌で、できれば誰かと一緒にいたい。でも、その「誰か」は自分と一緒にいたいとは思ってないかもしれないし、むしろ嫌われているかもしれない。その「誰か」は喜んで一緒にいてくれるかもしれないけれど、実際は価値観が合わなくてギクシャクしてしまうかもしれない。
主人公のハリネズミは、そんな現代を生きる人が大なり小なり抱えていそうな思いを、一身に引き受けてしまったかのような性格(のよう)です。
「(のよう)です」というのは、実はまだ1/5くらいしか読んでいないので、なんとなく断定するのを躊躇してしまいました。
最後まで読んだとき、このハリネズミの心境や生活環境は変わっているのかな。どうなのかな。
のんびり読み進めていきたいと思います。