メゾソプラノ中森千春~うた日記~

ドイツ音楽と日本抒情歌が大好きな中森千春のつれづれ日記♪

国民文化祭「ふっとつってなぁに?」

「第34回国民文化祭・にいがた2019/第19回全国障害者芸術・文化祭にいがた大会」が始まりました。

 

開会式に先駆けて、地元情報サイトでこんな記事がありました。

【アンケート】「ふっとつ」の意味分かる? 国民文化祭にいがたのスローガン|上越タウンジャーナル

「ふっとつ」は、新潟市の方言で「盛りだくさん」「あふれるほど」という意味があるそう。

とはいえ、こちらは縦に長い新潟県。県内の文化風土、方言も地域によって様々です。

地域の「方言」を起用すると「地域らしさ」「親しみやすさ」が生まれるものですが、「ふっとつ」はそうでもないようで...。

告知動画の最後に「ふっとつってなぁに?」とまとめているのは、なかなか面白く感じます。私は好きです。

www.youtube.com

 

新潟県は、文化も方言も様々。とにかく縦に長くて、とにかく広い。

というのがよく伝わるキャッチフレーズ&告知動画だと思います。


「ふっとつってなぁに?」に共感してちょっと意味を調べてみれば、県内の方言の多様性に気付かされます。

自分の知っている「新潟」が地域限定の狭いものだった、とも振り返ることができます。

そうした狙いを含んだキャッチフレーズなのではないでしょうか。

もう一度言いますが、私はかなり好きです。

少なからず抱いている知的好奇心がくすぐられます。

 

私自身、上越市に住みつつも、音楽活動や仕事の半分は市外のあちらこちら。

県内各地を行き来して暮らしているわけですが、山を越えたり川を渡ったりすると景色が一変して、町並みの様子が違ってみえるのが実感できます。

各地の文化施設・ホールで開催されている音楽系イベントを眺めるだけでも、地域性がうかがえて面白いものです。

 

仕事がら、県内あちこちに対する心理的距離はかなり狭く感じているものの(ガソリンの減り具合で地理的距離を痛感してしまいますが…)、それでも初めて訪れる地域はやはり遠く感じてしまいます。

たとえば、隣の妙高市柏崎市には合唱指導などでほぼ毎週訪れるわけですが、現地の団員さんに言わせると、「上越市は遠い」のだそうです(近いだの遠いだのでプチ論争が勃発することもありますが)。

こういうとき、私が「近い」と感じすぎているのだな、と思いつつも、「近い」と感じていただけるような関わり方ができたら、とも思うわけです。

そして、コンサートや講座の企画を練る時に、なおさら燃えてしまうのです(笑)


「山の向こう」「川の向こう」が異文化の土地だとすると、県内は異文化だらけ。

それを楽しむゆとりを、私自身が持ち続けたい。

そして、市外の方、遠方の方にも足を運んでいただけるような企画が作れるように、日々勉強していきます。

 

 

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