「第34回国民文化祭・にいがた2019/第19回全国障害者芸術・文化祭にいがた大会」が始まりました。
開会式に先駆けて、地元情報サイトでこんな記事がありました。
【アンケート】「ふっとつ」の意味分かる? 国民文化祭にいがたのスローガン|上越タウンジャーナル
「ふっとつ」は、新潟市の方言で「盛りだくさん」「あふれるほど」という意味があるそう。
とはいえ、こちらは縦に長い新潟県。県内の文化風土、方言も地域によって様々です。
地域の「方言」を起用すると「地域らしさ」「親しみやすさ」が生まれるものですが、「ふっとつ」はそうでもないようで...。
告知動画の最後に「ふっとつってなぁに?」とまとめているのは、なかなか面白く感じます。私は好きです。
新潟県は、文化も方言も様々。とにかく縦に長くて、とにかく広い。
というのがよく伝わるキャッチフレーズ&告知動画だと思います。
「ふっとつってなぁに?」に共感してちょっと意味を調べてみれば、県内の方言の多様性に気付かされます。
自分の知っている「新潟」が地域限定の狭いものだった、とも振り返ることができます。
そうした狙いを含んだキャッチフレーズなのではないでしょうか。
もう一度言いますが、私はかなり好きです。
少なからず抱いている知的好奇心がくすぐられます。
私自身、上越市に住みつつも、音楽活動や仕事の半分は市外のあちらこちら。
県内各地を行き来して暮らしているわけですが、山を越えたり川を渡ったりすると景色が一変して、町並みの様子が違ってみえるのが実感できます。
各地の文化施設・ホールで開催されている音楽系イベントを眺めるだけでも、地域性がうかがえて面白いものです。
仕事がら、県内あちこちに対する心理的距離はかなり狭く感じているものの(ガソリンの減り具合で地理的距離を痛感してしまいますが…)、それでも初めて訪れる地域はやはり遠く感じてしまいます。
たとえば、隣の妙高市や柏崎市には合唱指導などでほぼ毎週訪れるわけですが、現地の団員さんに言わせると、「上越市は遠い」のだそうです(近いだの遠いだのでプチ論争が勃発することもありますが)。
こういうとき、私が「近い」と感じすぎているのだな、と思いつつも、「近い」と感じていただけるような関わり方ができたら、とも思うわけです。
そして、コンサートや講座の企画を練る時に、なおさら燃えてしまうのです(笑)
「山の向こう」「川の向こう」が異文化の土地だとすると、県内は異文化だらけ。
それを楽しむゆとりを、私自身が持ち続けたい。
そして、市外の方、遠方の方にも足を運んでいただけるような企画が作れるように、日々勉強していきます。
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