レッスン室にこもって、本を読んで、夕飯の支度をして、テレビを見て、アプリゲームをして(笑)...という「おうち時間」を満喫しても、時間が余ります。
テレビを見たりゲームをしたり、という時間がたっぷり作れるのも、時間があるから。
せっかくの「おうち時間」「巣ごもり時間」を有効に使いたいと思い、久しぶりにミシンを出してみました。
まずは自分用に作った布マスク(立体タイプ)ですが、ある程度量産できたタイミングでネットショップと地域の文具店での販売委託を始めました。
ネットショップはこちら。ハンドメイドのネット通販アプリです。
PCからでもスマホのアプリからでも閲覧&購入できます。
ちはるかつえの販売中作品一覧 | ハンドメイド通販・販売のCreema
こちらのネット通販サイト「Creema」では、布マスクに関する商品(素材でも完成品でも)の購入額の一部が、新型コロナウィルス感染拡大予防のための支援金として使われるそうです。
対外的な社会活動がほとんどできていない今、僅かながらその運動に参加したい、と思いました。
上越地域では、高田本町にある「大谷文具店」様にも納品させていただきました。
近隣在住のハンドメイド作家さんたちの商品に混ぜていただいての販売です。
各SNSで販売状況が確認できますので、お近くの方はぜひお立ち寄りください。
布マスクを作っていると、演奏と真逆だなぁと感じます。
形に残るもの、残らないもの。
目に見えるもの、見えないもの。
直接の肌触り、なんとなくの肌触り。
普段、「無形」を届けることで成り立つ商売をしている身として、「有形」を作り出す(そしてそれを売る)行為そのものに新鮮さを感じます。
そういえば院生時代も、修論に行き詰って日本画の授業をとったことがありました。
西洋音楽の反対は東洋美術だろう、と安直に考えて、半年間筆を持つ経験をしてみました。
(時間を忘れて何かに没頭する行為そのものが楽しくなって、翌年は「単位いりません」と無茶なお願いをして再履修してしまいました)
演奏行為に対して、それに相反するものを取り込もう、触れよう、浸かろうとするのは、心身のバランスが崩れてきそうな気配を察した時の、私なりのバランスの取り方なのだろう、と理解しています。自分でね。